東方のアニクラに行ってきた。しかも一人で

東方のアニクラレポ
2020年9月28日 投稿者:明治十七年の上海アニオタ

2020年、大阪某所で行われた、東方オンリーのアニクラに行ってきた。
今回の目的は、いくつかあるけど、だいたいこんな感じのことを考えていたのである

・自分の知らない曲が聴きたい
・刺さる曲で多動になりたい
・東方趣味について「具体的に」話せる友達がいないから、
 話せる人がいたらいいなという想い
・未知の領域の体験と、自分自身の東方知識がどれほどのレベルかの確認

これらを一気に満たせるものが、大阪でないかなと探していると、見つけてしまった。
もちろん、ある程度想定していることがあって、誰とも話さずにただ曲を聴いて満足して帰るのだろうなということを考えていた。
昼12時ごろ、最寄り駅に到着。駅から徒歩15分ぐらいあるいて、会場にたどりついた。個人が借りる場所なので、中身は体育館だった。
そこに、DJ用の器材をおいていろいろアニクラするって算段だろう。
入ってみると、コスプレをしている男女がたくさんいるではありませんか。がっつり普段服で
きてしまった俺が浮いてしまっていた。
でもほとんどが魔理沙やみょん、こいしちゃんなどメジャーなものばかりなので鬼形獣とかの最新のキャラじゃなくて安心した。クラウンピースコスプレ簡単そうなのにね
コスプレはする気は特になくて、東方ボーカルと原作が好きな古代のオタクであったため、とりあえずは聞き専に徹することにした。
入場15分ほどで一番アニクラで聞きたかった、digital wingの「paranoia」が来てしまい、
聞き専になるといった俺の宣言はあとかたもなく崩れてパラパラしてしまい長州小力になったw
めちゃくちゃ楽しい!!また、幽閉サテライトの曲も流れて全員がオタ芸をしだしたので
私もついついオタ芸もどきをした。まあ結論から言うとこれもめちゃくちゃ楽しい。
また、曲がしずかなときに後方で低まったり、絵をかいていたりするとちょっと話しかけてくれる人もいて、その人とは楽しく話ができた。
だけどよく観察すると、俺のように、話しかけたいけど話しかけられなくて、スマホをいじるふりをするひとがたくさんいたので、東方というコンテンツはその閉鎖性や深く広い知識勝負になる性質が関係しているのか、内向的でソロプレイヤーなまさに「古代のオタク」って人が多かった。
私はアイマスもしっているけれどアイマスの場合は売名に使ったり騒ぎたいから来るみたいな人がおおかったけど、東方はまさに自由度が高くジャンルの広いコンテンツになっているので、そのコンテンツについてよく知っている人しか来ていなかった、とは思う。
とはいえ、私も高校生のころから東方を聞きだしてかれこれ3000曲以上は聴いていると思うので
それなりに9割ぐらい知っている曲が来ると思い込んでいた、が、そんなことはなかった。
逆に知っている曲が5割ぐらいしかなく、半分は知らない曲ばかりだった。
これが東方の恐ろしいところで、興味のあるジャンルとサークルの和集合を取ってもなお、サークルの特徴とほぼ合致してしまうので、全部を網羅しようとすると、網羅している間に老衰で死ぬ可能性のほうが高いのだ。だから、メタル系はそれなりにわかるけど電波曲ほとんどわからないなんてこともたくさん起きた。
けど、いい曲も新たに多く発見することができて、非常に刺激的ではある。
また、今回行ったアニクラでは、CDを持ち込むとDJ体験ができたのだけれど、そんな情報をあまり仕入れていなかったため、DJ体験している人を見るととても楽しそうで、もってくればよかったと後悔した。Mystery Circleという和風洋風メタルのサークル(2年ほどで解散済み)とFELTというサークル(発熱巫女~ずの派生)が好きなのだが、前者はCDを持っていない(流通が少なすぎる)からおいといて、後者は人気もあるけど全体的におとなしい曲が多くて、あまりアニクラでは流れにくいから、新鮮な空気を吸わせるという意味合いでも本当に広めればよかった。
ここには東方を知っているひとだけが集うのだから、そういった曲の趣味をさらけ出しても許される気がする。8割が低まってもいいから、残り2割がおっ、この曲いいなとファンになってくれる可能性があるかもしれないのは非常に意味のあることなのだろう。(といってもmystery circleを流すと刺さる人には刺さるけど解散済みで続きがないから苦しむことになるだろう。アクタージュ最終巻みたいにね)
とにかく、このニッチなジャンルに齢24歳の大人になってもなおはまり続けているというのは何かしら運命じみた何かを感じているので、この趣味を始めた責任は取っていこうと思う。高校1年生からの呪いだ。一生だれかとカラオケに行けない呪いなのである。なかなか配信してないからね(笑)
オワコンオワコン言われ続けてはや20年。これからもオワコンと言われても終わらないゾンビコンテンツに責任をもってはまり続けていく所存である